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クラミジアとは?症状の特徴と感染経路について詳しく知って理解しよう

2020年01月01日
心配している男性

クラミジア感染症の病原体はクラミジア・トラコマチス(Chlamydiatrachomatis)と呼ばれる細菌で、国内で感染者数が一番多い性感染症です。10代後半~20代の女性であれば、数人に1人の割合で感染しているといわれているほどです。病原菌は人の粘膜の細胞内で増殖をするという性質を持ち、性器・泌尿器・直腸・咽頭(のど)・眼球の粘膜の細胞に感染します。病原菌が性器・泌尿器や咽頭部の粘膜に感染すると、炎症を発症して違和感や痛みなどを感じる場合があります。

性器クラミジアに感染すると、1~3週間の潜伏期を経た後に初期症状を発症します。男性であれば尿道で炎症が起こり、約半数の患者は軽い排尿痛などの自覚症状を感じます。女性の場合は膣炎を起こして、おりものが増えたり、軽い痛みなどの自覚症状が出る場合があります。初期症状の段階では強い痛みなどの自覚症状が出ることはなく、約8割の女性患者は無症状で病気に気づきません。

初期症状を発症した後に治療をせずに放置すると、病原菌が生殖器に移動して重い合併症を発症します。男性の場合は精巣上体炎を発症して、睾丸に強い痛みを感じるようになります。女性患者であれば病原菌が順番に子宮口・子宮・卵管・卵巣に移動して炎症を起こし、子宮頸管炎や卵管炎などを発症します。卵管炎を発症しても自覚症状が出にくいので病気に気づかないケースが多いですが、卵管が塞がって不妊症になる恐れがあります。病気に気づいた時には、既に子供が産めない体になっていたというケースも少なくありません。

クラミジアの主な感染経路はセックスやオーラルセックスで、性器や口の粘膜が接触する際に病原体が伝染します。性器同士だけではなく、性器・口や口同士でも病原菌が伝播する恐れがあります。クラミジアの病原菌は非常に弱く、宿主である粘膜細胞以外の場所(空気中や水中)では短時間に死滅してしまいます。そのため、感染経路は性器や口の粘膜が接触するような性行為に限られます。軽いキス程度であれば口を通して感染することはありませんが、ディープキスをするとうつる恐れがあります。

性交渉の際に、男性がコンドームを着用することでクラミジアの感染を予防することが可能です。粘膜や体液が接触しなければ、クラミジアの病原菌に感染することがないからです。ただし、体液に触れなくてもコンドームを着用せずに粘膜同士が接触をすると高い確率で感染する恐れがあるので注意が必要です。