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性感染症は放置すると危険?気付かずにいると大変なことになる可能性も!

2020年04月01日

性感染症の多くは感染初期や初期症状を発症した段階では自覚症状が出にくいという特徴があり、気づくのが遅れたり治療をせずに放置されるケースが少なくありません。性器ヘルペス以外の性感染症は、放置し続けると症状が悪化して合併症を起こす恐れがあるので注意が必要です。

日本で最もポピュラーな性器クラミジア感染症は、発症初期に自覚症状が出にくいという特徴があります。最初は強い痛みを感じることがありませんが、治療せずに放置すると不妊症になったり、命に関わる重大な合併症を起こします。女性がクラミジア感染症を放置した場合、子宮や卵管に炎症が起こって不妊症になってしまいます。妊娠中にクラミジアを発症すると、流産や早産の危険性が高まります。病原菌が腹腔内に移動すると肝周囲炎を起こして激しい痛みの症状を起こし、命を落とす危険性があります。

クラミジアや淋病は早期に治療を開始すれば飲み薬だけで簡単に治すことができますが、合併症を起こすと入院して点滴で抗生物質の投与を受けなければならなくなります。場合によっては何週間も入院する必要があるので、性感染症に罹ったことが親族・友人・会社関係者に知られてしまうでしょう。病原体が女性の生殖器で炎症を起こすと、感染症が完治した後も一生子供が作れなくなってしまいます。

女性がクラミジア・淋病・トリコモナスを放置すると、膣炎を発症することでHIVなどの他の病原体に感染しやすくなってしまいます。細菌や寄生虫が原因の性感染症は、治療薬(抗菌薬)を服用すれば完治させることができます。これに対してHIVは現在の医療技術では完治させることができないので、エイズの発症を防ぐために一生薬を飲み続けなければならなくなります。

2011年以降は日本国内で梅毒感染者が急増していて、淋病や性器ヘルペスに匹敵するほどの数の患者・感染者が報告されています。梅毒は初期症状が出にくいので、感染していても気づきにくい性感染症のひとつです。梅毒に感染して放置し続けると発症と潜伏期を繰り返しながら病原菌が体の各部分を侵し、数年後に筋肉や骨に腫瘍ができます。重症化すると内臓や脳の神経細胞が侵されて、最終的に死に至る恐ろしい病気です。筋肉や骨に腫瘍ができてしまうと、完治後も手足や顔の形が崩壊するという重い後遺症が残ります。

性感染症の多くは、初期の段階で治療を開始すれば飲み薬を服用するだけで簡単に治すことができます。治療をしないで放置し続けると重症化して不妊症になったり、命に関わる重大な合併症を起こす危険性があるので、注意が必要です。